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高周波ラジオ波治療
技術の進歩で、手術時間も痛みも少なくなりました。
米国での鼻の日帰り手術のスタンダードです
米国でいびきとアレルギー性鼻炎の日帰り手術法として、高周波ラジオ波による手術がスタンダードです。手術法は鼻の中の下甲介にある肉の盛り上がり(下甲介粘膜)に極細の電極針を刺して電流により肉を温め、熱により盛り上った肉を縮めます。術後は数ヶ月の間に少しずつ硬く縮んできます。
「約15秒間でいびきが改善」と大評判に!
高周波ラジオ波
高周波ラジオ波はコンピューターで針先の熱の微妙な加減を制御しながら、鼻の粘膜を保持しつつ、鼻の中の組織だけをビンポイントで凝固することができます。当院で用いる装置は1本の針に+と-があるので、アースをつける必要はありません。安全性の面から、インプラントのような金属を体に埋め込んでいる方にも手術が状態により可能です。
約15秒間でいびきが改善
手術で時間も約15秒間と、アッという間に終了します。鼻閉があり、ちょっといびきが気になる女性の方や、「いびきをかいている」という自覚症状のある方には有効な治療法です。もちろん保険診療ですから、安心して受診してください。治療費は手術だけで10,000円ほどです。(両鼻の場合、3割負担 再診料等含む)
日帰り手術の流れ
- 1.初診日
- 鼻の状態を検査し、各種検査/薬剤にて効果を測定
- 2.薬剤による効果測定後
- 手術方針と手術日の決定 術前の血液検査
- 3.手術当日
- 手術代の目安 約10,000円(3割負担)
鼻に麻酔薬を浸したガーゼ挿入(30分程)⇒鼻に麻酔薬注射(2分)
ラジオ派手術(片鼻15秒)
下甲介という鼻の下にある塊を左右1箇所2ミリほど針で刺し片方15秒ずつ電流を流します。これにより熱で塊が縮んでしまい鼻腔がひろがり、いびきが軽減します。<
- 4.約1週間後
- 術後のチェックのため来院
その後1〜2週間毎の数回の来院が必要
高周波ラジオ波Q&A
- 01 痛みはありますか?
- 鼻の麻酔薬の注射するときにほんの少し痛みがあります。手術時の痛みはとても少なく片鼻15秒ぐらいで終わります。術後の痛みもほとんどありません。
- 02 アレルギー性鼻炎への効果は?
- 鼻閉の改善により効果があるといわれています。文献的では鼻水を出す神経にも影響を与えるといわれています。
- 03 手術するとにおいがしなくなる?
- 手術するところは鼻の入り口の下の方です。臭いの神経は、鼻の奥の上の方で、全く別のところにあり、なかなか見にくいところにあるので、そこを間違えて手術することは考えられません。手術により鼻閉が改善するので、よく臭うようになることが期待できます。
- 04 手術当日仕事はできますか?
- デスクワークであれば通常通り可能です。皇居の近くで、ランニングする患者さんは、実はかなり多いです。ニューヨークでは、高周波ラジオ波の手術は、いびきやアレルギー性鼻炎をもつ患者さんに対してではなく、セントラルパークを走るランナーにも大人気です。鼻づまりの解消をすると、ランニングがうまくできるようになるそうです。でも術後当日のランニングは控えてくださいね。
- 05 手術当日風呂は?
- シャワーや短い風呂は可能です。
- 06 手術当日の飲酒は?
- 当日のみなるべく避けてください(極少量のみ可)。
- 07 手術当日鼻血は?
- 状態をみて、術後止血のため鼻に特殊な小さなガーゼ(溶けるタイプ・飲んでも大丈夫)を挿入します。
- 08 手術のできない人は?
- 体に金属や機械(ペースメーカー等)を埋め込む手術をした方はできません(一般的な歯科インプラントはOK)。
- 09 効果の持続はいつまで?
- 手術により一定の収縮をした場合は、それで終了です。収縮が不十分な場合は、状態をみて一定の期間をあけて再手術となる可能性があります。
- 10 術後に鼻づまりがひどくなる?
- 2週間程度刺したところが一過性に腫れてひどくなることがありますが、術後の処置・投薬により改善しますので、術後は必ずいらしてください。
- 11 地方から手術のみは可能ですか?
- 鼻の手術は、術後のフォローアップが大事です。高周波ラジオ波の術後の状態は人により様々で、それを今までの経験をもとに対応しております。当院で責任を持てる方にのみ手術を施行しています。
- 12 術後すぐに飛行機にのってもいいですか?
- 手術当日に乗るのはなるべく避けてください。もし、手術当日に乗る場合は医師に必ずご相談ください。
- 13 術後はどれぐらい来患すればいいですか?
- 術後は2週間後と1ヶ月後の2回です。状態により週2回ほど来ていただくケースもあります。鼻のレーザー手術(鼻腔粘膜焼灼術)も、手術はほぼ無痛に近く、術後のフォローアップがより簡単であることから、日本レーザー医学会専門医でもある院長が患者様の状態をみて、レーザーをまず初めに行い、いびき改善の状態をみて対処することも行っています。
- 14 当日来院してすぐ手術はできますか?
- 行っていません。すべての方に効果がある治療や手術はありません。当院ではしっかりとした問診と綿密な検査を行い、手術が適当と考えられる患者様に対してのみ手術をします。
- 15 他の医療機関で行った血液検査の結果は術前の血液検査に使用可能ですか?
- 使用できません。当院にて再度検査を行います。全例検査をすることで患者様自身を感染から防御しています。
- 16 当院での高周波ラジオ波による鼻の手術を行っている他の医療機関を紹介してくれませんか?
- 当院では紹介していません。まず近隣の耳鼻科に受診し、現在の状態を診てもらってください。
- 17 手術代は生命保険の適応になるでしょうか?
- 生命保険は会社とタイプにより様々です。保険会社に問い合わせることをおすすめします。
- 18 以前、外傷で鼻がかなり曲がってしまいました。手術可能ですか?
- 極端に曲がってしまっている人は、対象外ですが、外見上曲がっていても鼻の中があまり曲がっていない人もあり、そのような方は手術可能です。診察所見によりますので、まず受診をして下さい。
- 19 現在、重度の閉塞性睡眠時無呼吸でCPAPを使っています。この手術でCPAP治療を中止することは可能ですか?
- この手術のみで重症の睡眠時無呼吸を治すことは難しいと思います。CPAPにしろマウスピースにしろ、途中苦しくて止めてしまう方が多いのが現状です。中にはかなり鼻づまりがあるのにそのままCPAPやマウスピースを使用して、最後にやめてしまう方も多いです。この手術はあくまでも鼻づまりをよくする手術です。CPAPやマウスピースを使っている方で、鼻づまりがある方は、手術で鼻閉が改善することで、よりCPAPやマウスピースの効果が高まるとお考えください。
- 20 まず担当医に電話をして、全部納得してから受診をしたい。いつ医師と直接連絡がとれますか?
- 医師としては実際に患者さんの状態をみてみないと責任ある助言はできません。よって電話での直接医師へのお問い合わせはご遠慮いただいています。当院での手術は日帰りでの痛みの少ない鼻の手術です。入院前提での鼻の手術は、まず耳鼻科のある大きな総合病院であれば対応可能かと思います。近隣であれば、まず当院を予約して受診してください。外来にて医師が直接説明をします。遠方であれば、近隣の耳鼻科に受診し、その先生のご判断で当院への紹介または近隣の大病院への紹介ということも考えられるかと思います。
- 21 いままでの説明ではまだ自分的には納得がいかない。どうしたらいいか?
- 今まで書いてある内容以上となると、いびき相談窓口担当者でも回答はかなり難しくなり、医師のみが専門的に説明できる内容と考えます。近隣であればまず予約をして受診することをおすすめします。また遠方であれば近隣のいびき・睡眠時無呼吸を専門とする医療機関を受診して、よく自分の症状をみてもらってください。